セルフデザイン講座7-パンヤ:セルデザ講座7
・セルフデザイン講座7
引き続きパンヤでのセルフデザインについて書いていきましょう。
前回までの復習。
①デザイン範囲が限られる
セルフデザイン講座4でも触れていますが、セルフデザイン衣装で描ける範囲には制限がるので限られます。
解りやすく言うと、Tシャツ形状の為に首周りに襟がある様な衣装の作成は出来ないという事です。
また、袖の部分についてですが、肌色に塗って袖なし衣装にしたいと思って、袖の部分を肌色に塗ったとしても、厚みがある為に浮いてしまい目立つ様になってしまいます。
※工夫次第でそれっぽく見せた衣装を作る事は可能ですが、
物理的制約がきついので、ごまかすのが精一杯になります。
②Tシャツに書いてある縫い目について
この縫い目は下地の色とは根本的に色が異なっています。
同一色で塗りつぶしても、それよりも濃い色で描かれてしまい、目立ってしまうのです。
しかし、この縫い目については①と違って、工夫次第で克服する事が出来るので、この工夫がTシャツらしさを消す重要な鍵となります。
「黒塗り法」 セルフデザイン講座6-パンヤ:セルデザ講座6 参照
・縫い目隠しについて2
セルフデザイン衣装の縫い目は、塗った色よりも濃い色で表現されてしまいます。
この為に縫い目を塗りつぶす「黒塗り法」を説明したのですが、この黒塗り法だけでは作成出来る衣装の幅は多くありません。
黒色という色は、原色である為にどうしても目立ってしまい、ごまかしている感が強くなってしまうからですね。
明るいラフな衣装を作成するには、「黒塗り法」だけでは対応出来ないのです。
・対比法
「黒塗り法」では対応出来ない衣装を、作成可能にすべく開発した手法があります。
この手法を紹介する前に・・・
まず、人間の視覚の曖昧さについて説明しておきます。
実践してみよう!
①人間の目に映る映像があります。
②この映像そのものを写真のような物と思ってください。
③では、写真(映像)の右上にある物に注力してみてください。
※映像の全体図が見える状態のまま、右上を見る
④注力した状態で、写真左下は何が映っているのかを想像して下さい。
※目の位置は変えずに、意識だけを左下へ
さて、上手く想像出来たでしょうか?
意外と思われるかもしれませんが、思っていた以上に難しかったと思います。
これが、「見る」と「認識(理解)する」の違いなのです。
人間の視覚は、映像を「見る」だけではただの情報に過ぎないのです。
情報を扱うには「認識」しないと扱えないのですね。
先ほど右上を「認識」しましたが、左下に意識を向けても想像するのが難しい状態になったのは、「見た」だけの状態であって、「認識」していなかったからです。
この様に認識した箇所と見ただけという箇所によって生じる、人間の視覚の曖昧さを利用した手法を「対比法」と呼んでいます。
では、「対比法」を用いた衣装をみてみましょう。
わたしの作成した2作目の衣装なのですが、パッと見あまり違和感が無い様に見えると思います。
しかし、拡大してみると・・・
Tシャツの線はそのまま書かれていますし、シャツの一部も白いままの状態になっています。
これは、その下のSSの赤枠部分に意識が集中してしまって、その周辺は見てるだけの状態になってしまうから、想像で補完されてしまって目立たないのです。
白い部分なんかは肌色に塗る事も出来ましたが、肌色に塗ってしまうとTシャツの境界線が浮き出てしまって意識が向く様になってしまいます。
だからあえて白色にしておく事で、制服部分との色の差を際立たせています。
色の差が激しい箇所に意識を集中させる事で、視覚の曖昧さを意図的に発生させて誘導しているのですね。
対比法を利用すれば、黒塗り法では表現出来なかった黒以外の衣装や、描くアクセサリーの幅を広げる事が出来ます。
また、パンヤのキャラクターは動きます。
些細な色の差程度なら、この動きでわからなくなってしまいますので、対比法と合わせて利用するといいでしょう。
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