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2009年9月28日 (月)

急激に円高になるとどうなる?-FX為替:マネー2

・急激に円高になるとどうなる?

 

麻生政権(自民党)が鳩山政権(民主党)に移ってから急激に円高が進み、

1ドル95円程度(2009年8月辺り) → 1ドル90円程度(2009年9月後半)

までドルに対して円が高くなっています。

民主党は円高政策で、円の購買力を高めて内需を盛り上げる方向です。

これが中長期に掛けて準備を行い、緩やかに円を上昇させていき、

企業体質も徐々に対応出来る構造に変化させれば、問題は無いと思います。

しかし、現実には急激に円が上昇してます。

このまま円が勢いよく上昇していくと、どうなるのでしょうか?

 

 

100ドル/円(円安)と50ドル/円(円高)の価値

まず、価値を把握する為に100ドル/円と50ドル/円の価値の比較を行います。

100ドルを基準として見た場合。

・100ドル/円の時、100ドルの価値は、円で言えば 1万円です。

・ 50ドル/円の時、100ドルの価値は、円で言えば 5千円になります。

解りにくいのですが、同額のドルの場合。

 円高:円の価値が上がれば、同額のドルだと不足します。

 円安:円の価値が下がれば、同額のドルだと余剰になります。

 

1万円を基準として見た場合

・100ドル/円の時、1万円の価値は、ドルで言えば、100ドルです。

・ 50ドル/円の時、1万円の価値は、ドルで言えば 200ドルになります。

次に、同額の円の場合。

 円高:ドルの価値が下がれば、同額の円だと余剰します。

 円安:ドルの価値が上がれば、同額の円だと不足になります。

 ※この原理は外国為替そのものと同じです

 

 

適正為替レート(想定為替レート)について

・輸出業者の場合

 日本国内で企業が輸出を行う場合ですが、

 日本国内には資源物資がありませんので、

 輸入を行い仕入れる事になります。

 輸出企業は、現在のレートでプラスになるような販売構造をしています。

  輸入(外) → 加工(内) → 製品完成(内) → 輸出(内) → 販売(外)

   ※材料(資源)の輸入の部分は、輸入業者の製品を

    買い付ける場合もあります。

 

・輸入業者の場合

 外国から輸入した物を国内へ販売します。

 輸入企業も、現在のレートでプラスになるような販売構造をしています。

  加工(外) → 製品完成(外) → 輸入(外) → 販売(内)

 

・内需業者の場合

 国内で仕入れた材料(資源)を国内へ販売します。

 販売価格の決定権は内需業者にはなく、市場の需要が決めます

 現在のレートでプラスになる価格だから生きていけます。

  仕入れ(内) → 加工(内) → 製品完成(内) → 販売(内)

 

 

急激に円高になるとどうなるのでしょうか?(100→50ドル/円想定)

・輸出業者の場合

 国内価値が上昇:国内人件費

 海外価値が減少:材料(資源)費

  輸入(外) → 加工(内) → 製品完成(内) → 輸出(内) → 販売(外)

_01_3

 ※一般的に製品価格に占める割合は、人件費が一番高い 

  

・輸入業者の場合

 国内価値が上昇:

 海外価値が減少:材料(資源)費、国外人件費

  加工(外) → 製品完成(外) → 輸入(外) → 販売(内)

_02

 ※円高になっても製品価格同じだと価格競争に負ける為、

  一般的に製品価格を少し下げて販売する事になる。

  仮に、製品価格 8とする事にしましょう。

 

・内需業者の場合

 販売価格の決定権は内需業者にはなく、市場の需要が決めます

  仕入れ(内) → 加工(内) → 製品完成(内) → 販売(内)

_03

 ※安い輸入製品が市場に流入して来る事で、市場価格の下落が起こります。

  販売価格は市場が決める為、内需製品価格を落とさないと売れなくなり、

  利益を削るしか無くなってしまいます。

 

 

急激な円高によって円の価値が上昇すると、

それぞれの形態の構造はそのままで、急激な費用と製品価格の変化が

起こってしまいます。

一見、円高だと輸出企業だけが圧迫されるように思われますが、

安い輸入品が市場にあふれてしまい、市場価格が下落します。

すると、市場価格よりも高くなった内需製品には買い手が無くなり、

販売価格を下げざるを得なくなります。(輸入製品に駆逐される)

結果・・・。

得をするのは輸入企業のみで、

輸出企業、内需企業共に潰されてしまいます

一度潰れた産業は技術・人材・歴史共に失ってしまい、容易に回復しません。

これが、急激に円高が進んだ結末となります。

 

国内に資源が有り、自給自足出来る国ならそこまで問題はありません。

輸入規制をしてしまえば良い訳ですからね。

しかし、日本には資源は無く輸入に頼るしかないので、

輸入製品に関税を多く掛けて輸入価格の下落を阻止しないといけなくなります。

ですが、こういった手段を行うと保護主義と言われ、世界的に批判されます。

世界各国が自国通貨安の為替操作を行っているのは、

この為なのです。

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