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2010年2月11日 (木)

量的金融緩和の影響について-FX為替:マネー5

・量的金融緩和の影響について

 

2008年のリーマンショック以降、歴史的な量的金融緩和が続けられています。

2010年に入り、ようやく出口戦略が語られるようになってきましたが、

量的金融緩和の影響はどの様なものだったのでしょうか?

素人考えではありますが、ちょっと推察してみたいと思います。

 

 

量的金融緩和の状態

前に「世界的なインフレと日本のデフレ」で概要を説明した図を流用します。

下記の図の通りに量的金融緩和によって、通貨発行量が増大したとします。

通貨発行量により、通貨価値が変動し為替レートにも影響を及ぼす事は、

以前説明した通りです。

 

世界的なインフレと日本のデフレ-FX為替:マネー3

http://nako-blog.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/-fx-cabd.html

_04

 

しかし、この状態に各国が抱える債務を加えるとどうなるでしょうか?

経済危機で債務の発生があり、債務が増大する事は確かですが、

量的金融緩和によって通貨量が増大すると、

各国の全通貨量に対して各国の抱える債務が圧縮される事になります。

_02

 ※債務は赤色紙幣です。

 

各国の通貨量による債務割合を見てみると、

 ・アメリカの債務割合 1/2 → 1/5 → 20%

 ・ユーロ圏の債務割合 1/2 → 1/4 → 25%

 ・イギリスの債務割合 1/2 → 1/4 → 25%

 ・日本の債務割合 1/2 → 1/3 → 33%

この様な状態になります。

さらに、通貨価値は相対評価な為、円換算の相対評価を行うと、

 ・アメリカの債務割合  円換算  60%

 ・ユーロ圏の債務割合 円換算  75%

 ・イギリスの債務割合  円換算  75%

 ・日本の債務割合    円換算 100%

この様な債務割合になります。

 ※参考図の割合試算の為、実際の状況とは異なります。

 ※元々抱えている債務状態、経済危機で増加した債務は考慮されていません。

 ※現実的には通貨価値の影響が一番大きいと思われます。

   通貨量が増える→通貨価値の下落→債務圧縮効果が高くなる

 

実の所、経済危機の発生源はアメリカなのですが、

量的金融緩和の実施により、債務圧縮が一番進んでいるのがアメリカ

ユーロ圏とイギリスはそれなりに債務圧縮出来ている状態になり、

量的金融緩和を早々に切り上げた、

日本の債務は圧縮されていない状態という事になります。

震源地のアメリカよりも、日本やユーロ圏の状態の方が悪い状態なのは、

こういった内容が影響していると説明出来ますね。

 

日本に関して言えば、

①量的金融緩和に追従して、

②円高の進行を抑えておき、

③債務を圧縮しておけば、

現在の状態よりは良い状態になっていたと考えられますが、

量的金融緩和を切り上げるのが早すぎた為、

①通貨量による円高が進み、

②円高による為替不均等が発生。

③取引相手国に対して商品価格が割高になり、

④デフレが進行した。

この様な展開になってしまったと推察出来ます。

 

1国だけ量的金融緩和を行ったのであれば、

ハイパーインフレなどの副作用を警戒する必要がありましたが、

世界各国同時の協調量的金融緩和を行った場合であれば、

追従しないデメリットの方が大きいと思われます。

通貨価値は相対評価になるので、全てが同じ割合で価値下落を起こせば、

結果的に各国間の通貨価値には変動が起こらない事になりますからね。

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FX為替:マネーについて」カテゴリの記事

コメント

ナコさん こんばんは~

量的緩和について、詳しく説明されているので、良く理解できました。ナコさんは図解を上手く利用できますね!
自分は、文章力もないので説明に困ります・・・

投稿: 貧乏おやじ | 2010年2月11日 (木) 23時02分

いや~、今日の記事は素晴らしい!
ここまで分かりやすく説明している良記事はあまりないですよ!!!

投稿: WIN | 2010年2月12日 (金) 11時40分

貧乏おやじさんへ
ありがとうございます。
自分なりにですが、わかりやすくなる様な記事を目指してます。
今まであまりコメントされなかったので、嬉しいです。
貧乏おやじさんの記事もわかりやすいですよ~。
広告も少なめですし、好感触ですw

WINさんへ
ありがとうです~。
自分が理解している範囲内で書いてみました。
お金の流れから順番に考えるとこうなったのですが、
根本の概念というか、考え方が間違っている可能性もありますので、
参考程度にしておいてください~^^

投稿: なこ | 2010年2月12日 (金) 19時43分

こんばんは~

豪ドルが80円を抜けてこれからと思っていた矢先の中国問題・・・
なんだか、抜けるのを待ってましたと思うタイミングですね(-_-;)

投稿: 貧乏おやじ | 2010年2月12日 (金) 22時53分

貧乏おやじさんへ。
こんばんは~。
中国関係の材料には敏感に動きすぎますね。
バブル破裂防止の為には必要な措置だとしても、
容赦なく下げる・・・。
中国材料なければ81円に向かってもおかしくなかっただけに、
タイミングが悪いですね~;

投稿: なこ | 2010年2月13日 (土) 00時35分

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