・セルフデザイン講座8
引き続きパンヤでのセルフデザインについて書いていきましょう。
前回までの復習。
①デザイン範囲が限られる
セルフデザイン講座4でも触れていますが、セルフデザイン衣装で描ける範囲には制限がるので限られます。
解りやすく言うと、Tシャツ形状の為に首周りに襟がある様な衣装の作成は出来ないという事です。
また、袖の部分についてですが、肌色に塗って袖なし衣装にしたいと思って、袖の部分を肌色に塗ったとしても、厚みがある為に浮いてしまい目立つ様になってしまいます。
※工夫次第でそれっぽく見せた衣装を作る事は可能ですが、
物理的制約がきついので、ごまかすのが精一杯になります。
②Tシャツに書いてある縫い目について
この縫い目は下地の色とは根本的に色が異なっています。
同一色で塗りつぶしても、それよりも濃い色で描かれてしまい、目立ってしまうのです。
しかし、この縫い目については①と違って、工夫次第で克服する事が出来るので、この工夫がTシャツらしさを消す重要な鍵となります。
「黒塗り法」 セルフデザイン講座6-パンヤ:セルデザ講座6 参照
「対比法」 セルフデザイン講座7-パンヤ:セルデザ講座7 参照
・縫い目隠しについて3
セルフデザイン衣装の縫い目は、塗った色よりも濃い色で表現されてしまいます。
この為に縫い目を塗りつぶす「黒塗り法」を説明したのですが、この黒塗り法だけでは作成出来る衣装の幅は多くありません。
また、「対比法」を併用して目立ち難くカモフラージュするとしても、やはり限界があります。
・合成法
「黒塗り法」が使えない、「対比法」を使っても目立ってしまう縫い目をどうしたらいいのでしょうか?
上記対処で対応出来ない衣装というのは、明るめの配色で広範囲が一定色の物となります。
・明るい為に黒く(暗く)塗れない
・広範囲一定色なので、意識を外せない
「黒塗り法」のように、直接縫い目を消す事は出来ないのでしょうか?
という訳で、わたしは試行錯誤して「合成法」を開発しました^^
わたしの作成衣装の3作目以降から投入している技術になりますが、「合成法」では極端に薄い配色以外の縫い目を、良く見ないとわからないくらいまで”消す”事が出来ます。
ちょっと複雑なやり方になるので、まず理論を説明します。
①同一配色で塗った場合
通常セルフ生地 生地 □ → 色 ■ → 生地 ■
縫い目生地 縫い目 ■ → 色 ■ → 縫い目 ■
この様に、縫い目の色自体に色が付いている為に暗い色に変化してしまいます。
では、合成法では・・・?
②「合成法」で塗る
通常セルフ生地 生地 □ → 色 ■ → 生地 ■
縫い目生地 縫い目 ■ → 色 ■ → 縫い目 ■
縫い目に元から色が付いているなら、縫い目の場所だけをその分薄い色で塗ってあげれば良いのです。
簡単に言うと色の足し算を行って表示されるので、結果が同じになるように引き算をしてあげているって訳ですね。
では、わたしの作成した衣装から出来上がりを見てみましょう。
左が縫い目未処理の2作目衣装 右が「合成法」処理の3作目衣装
生地濃い色でも縫い目ハッキリ 生地薄い色でも縫い目めだたない
※クリックすると拡大されます
4作目の衣装の騎士服
鎖骨に見えるように、線をわざと残しています。
5作目の巫女風衣装
ネックレス・チョーカーなどを描いていないので、ナチュラルな雰囲気です。
肌色のような薄い色だと完全には消せませんが、和服などでアクセサリーの違和感があるよりも良いかと思います。
ものすごく手間はかかりますが、仕上がりは別物になりますので、覚えておくといいでしょう。
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