デフレスパイラル→国家債務不履行→ハイパーインフレへ?-FX為替:マネー4
・デフレスパイラル→国家債務不履行→ハイパーインフレへ?
2008年のリーマンショックから急激に巻き起こった世界的な経済危機、
第1次衝撃波(急激な景気の落ち込み)は、
麻生政権が多額の経済対策を行って乗り切りましたが、
第2次衝撃波(財政状況の悪化)には、
政権交代を果たした民主党の鳩山政権が当たります。
しかし、過去から積み上げてきた日本の借金が重くのしかかり、
民主党の鳩山政権には荷が重過ぎる状況です。
先日、日本政府が現在の状況はデフレと認めました。(2009年 11月 16日時点)
さらに、11月の月例報告で正式に「デフレ宣言」。
政府、3年ぶりにデフレ宣言 ※下記47NEWSより 一部抜粋
「菅直人経済財政担当相は20日、日本経済は「緩やかなデフレ状況にある」とした11月の月例経済報告を関係閣僚会議に提出した。政府による「デフレ宣言」で、持続的な物価下落が企業収益を悪化させ、賃下げや失業増を招くことへの危機感が背景にある。月例報告で政府がデフレを認定するのは2006年6月以来3年5カ月ぶりとなる」
47NEWS 共同ニュース
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009112001000267.html
しかし、日銀はデフレの入り口との認識で、頑なにデフレと認めません。
デフレの入り口なのではなく、デフレスパイラルの入り口と感じています…。
デフレと認めた上で対策を打たないと手遅れになりかねない状況ですが、
デフレが進行するとどうなるのでしょうか?
デフレとデフレスパイラルとは?
①経済全体で、供給過多、需要不足が起こって、物価が低下する。
②商品価格が低下すると、売り上げが減り、生産者の利益が減る。
③利益が減った分だけ従業員の賃金が低下する。
④企業の利益が減ると雇用需要が減り、失業者が増える。
⑤給料の減少、失業者の増加で消費が減少する。
⑥消費が減ると物が売れなくなり、商品価格を下げないといけなくなる。
⑦①へ戻り、とめどなく循環回転する。
一般的にデフレは、経済の縮小を意味します。
①~⑥までの流れで経済が停滞するだけなら、デフレです。
しかし、⑦へと進むと経済の縮小が循環して止まらなくなり、加速します。
この状態をデフレスパイラルといいます。
人間で言えば、だんだん元気がなくなり、やがて死に至る「低体温症」。
↑デフレ ↑デフレスパイラル
現在の日本の状況をみるにあたり、既に①~⑥の状態を体感しています。
いわゆるデフレ状態にある訳ですね。
しかし、経済危機の第2波(財政状況の悪化)に対して、
日本と米国は未だ予断を許さない状況です。
ですが、民主党の鳩山政権がこの危機状態を乗り切らないと、
デフレスパイラルのトリガーを引くことになってしまいます。
デフレスパイラルに陥ると、待っているのは国家財政破綻、
国家債務不履行(デフォルト)です。
※経済危機が起こった後の1~4年が国家債務不履行の危険が高い
※日本は国内に債権者が多く、対外債務は少ない為、
緊急的に高額税を徴収する事で破綻を回避する可能性があります。
国家債務不履行(デフォルト)とは?
国が債務を返済出来ない債務不履行の状態に陥る事です。
※個人でいえば、自己破産。
※会社でいえば、経営破綻。
すこし前では、ロシアとアルゼンチンがこの状態に陥りました。
国家債務不履行(デフォルト)になると、どうなるのかというと、
①国家債務不履行となった国の支払能力の信用が無くなる。
②通貨の信用が無くなり、通貨価値が暴落する。
③企業破綻が続出し、失業率が倍増する。
④通貨価値の下落が止まらず、ハイパーインフレが起こる。
⑤経済規模の縮小が、暴落した通貨価値と釣り合った時が底になる。
⑥通貨価値(国家経済規模)が底辺で下げ止まる。
⑦通貨価値(信用)が低いので、収入、人件費、販売価格が低い。
⑧⑦の状態になると、対外的に割安になる為、商品競争力が出る。
⑨経済隆起が起こり、経済規模が回復していく。
上記の状態になる事が予想されます。
ハイパーインフレとは?
前述した予想経過の中で出てきたハイパーインフレとはなにでしょうか?
ハイパーインフレとは、通貨価値の際限の無い桁違いの下落を意味します。
※ジンバブエでのハイパーインフレは特に有名
現在のドル/円は90円付近の価値がありますが、
ハイパーインフレが起こると、ドル/円が2000円とかのレベルになります。
急激で膨大な円安で、上記状態だと22.2倍ドルが値上がりした事に。
たとえ貰える給料が20万円(ドル/円90円だと2,222ドル)でも、
ドル/円2,000円だと100ドルの価値にしかなりません。
国内通貨建ての資産であれば、一様に紙くず同然になってしまう
とても恐ろしい事態となります。
ハイパーインフレの対策は?
現物で世界的に資産価値のある物、絵画・宝石・金などの資産を持つ。
外国の通貨建て資産、外国通貨・債権(例:豪ドル建て債権)などを持つ。
など、ハイパーインフレが起こっても価値の下落が起こらない物、
ハイパーインフレの外側(国外)にある通貨や債権などを持ち、
資産を分散保有する事で影響を減らす事が出来ます。
たとえば、FXで米ドル建て豪ドル(AUD/USD買い保持)のスワップポジションを
持っているとすると・・・。
豪ドルの政策金利-米ドルの政策金利=スワップ金利となりますが、
政策金利の資産計算は全て外国通貨価値で行われます。
たとえ円の価値が5%程度に目減りしていても、
貰えるスワップ金利は、100%分を円に外国為替した状態の価値で貰えます。
FXを上手く使えば、ハイパーインフレ対策にも出来るという事ですね。
※銀行預金では、円建て資産になるので被害は甚大です。
資産を預けているFX会社そのものが破綻した時は、
どーなるかわかりませんが。
現在、金の価格が上昇して史上最高値を更新しつづけていますが、
安全な現物資産で国家がない通貨と呼ばれている「金」が、
買われている理由そのものがコレと同義なのですね。
参考記事
世界から取り残される日本-FX為替:日記
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (5)









最近のコメント